こんにちはこしやんです。
今回はドラマの話です。
Netflixのオリジナルドラマ『デリーの凶悪事件』に登場する主人公の女性警察署長のリーダぶりが、まるでリーダーシップの教科書のようだったので紹介させていただきます。
『デリーの凶悪事件』とは
このドラマは、2012年にインドで実際に起きた集団レイプ事件が題材になっています。
この事件は日本国内のニュースでも大きく取り上げられたので、覚えていらっしゃる方もいると思います。
この残虐事件に立ち向かう警察を中心にドラマが展開していくのですが、バーティカ・チャトゥルヴェディという女性署長のリーダーシップがスゴいんです。
気づいた点を以下に挙げてみました。
明確な指示を出す
漠然とした精神論は言いません。「何をどうしろ」と具体的にやるべき事を伝えます。
この署長のように具体的に伝えると指示命令を受ける部下も何をすればいいのかわかりやすいと思います。
部下が困るのは抽象的な指示命令や「頑張れ」とか意味不明な励まし。
問題があれば、その場で注意する
問題は先送りしません。
問題を発見したら、その場で対処します。問題というのは往々にして放っておくと複雑になって、どんどん解決が難しくなっていきます。
早く手をつけるにかぎります。
改善されたことを自分で確認する
部下に問題点を改善するように指示を出して、そのあと放置していることって結構多いのではないでしょうか。
この署長は違います。改善が行われたかどうか最後まで自分の目で確かめます。
自らの考えを自ら伝える
間に人を介して伝達するようなことはせず、ダイレクトに自分が自分の言葉で伝えます。
こうすることで一見手間はかかるようにですが、伝言ミスはおこらないのでこの方が効率的です。
新人にはポイントを伝える
要領を得ない新人に指示を出すときは、新人にもわかるように指示する意図や目的を噛み砕いて、わかりやすくポイントをまとめて説明する。
ゴマすりを嫌う
仕事をせず、署長である自分にゴマをすってくる部下にはっきりと「ゴマすりは不要」と伝えます。
要は、ゴマをする時間があれば、もっと中身のある仕事をしろというメッセージですね。
手を打つのが早い
署長は犯人を捕まえることに本気なので何をするにも早い。
躊躇したり、安易に意思決定を遅らせると、問題解決が遠のきます。
即断即決です。
信賞必罰が明確
褒めるときは褒める。
叱るときは叱る。
明確です。
裏を読んだり、へんな小細工はしません。
選択肢や妥協点を見つけて現実的な交渉をする。
単なる堅物ではありません。
現実的な落とし所をみつけた交渉をすることもできます。
自分の直感を大切にする
嫌な予感がすると放っておかず、夜中であろうと自分で動いて自分で確かめます。
デスクワークだけしていたら勘が鈍くなります。
この署長はどんどん現場に足を運んで、陣頭指揮を取ります。
議論はオープンな場でする
密室でコソコソとやりません。
常にオープンな場でオープンな議論をします。
誰がいるとかいないとか関係ありません。
議論の中身が大切です。
期限を切る
残酷な事件を取り扱っていることもあり、のんびり仕事をしません。
常に期限を切って仕事に取り組んでいます。
任命したら、その理由も伝える
重要な役割を任命された本人が、署長の意図を理解していないと、期待した成果が得られません。
どういう能力に期待して、なぜこの仕事をあなたに任せるのかをしっかりと伝えます。
案件の重要性や難易度に応じて陣頭指揮を執る
署長にもなると様々な案件を抱えますが、重要度や難易度によって自分がいま何をしなければならないかを明確に把握しています。
署長の姿勢がブレない。
などです。
どれか一つでもなかなかできることではありません。
まとめ
このドラマ本当にスゴイ。
ヘタなリーダーシップ研修を受講するよりも、よほど勉強になります。
まだ、シーズン1の1話だけでこれだけの学びがあります。
続きを鑑賞するのが楽しみです。