勝ち負けはほんの僅差で決まるという意味です。
競走馬の場合なら、鼻先の差で勝敗は決まる場合があります。
方や優勝馬、方や2位。
鼻先の差しかないのに、賞金は数倍から数十倍の差が生まれます。
もう一つ。
鈴木隆行選手のゴールシーンです。
これは2002年日韓ワールドカップのグループリーグ初戦のベルギー戦でのゴールシーンです。
おそらくつま先数センチでしょう。
鈴木選手も足をいっぱいに伸ばしてボールに触れようとしています。
どうにかつま先がボールに触れて、それがゴールにつながったシーンです。
でもこれってスポーツの世界の話なんですよね。
スポーツなら僅差で勝敗を決めた事例も多く、わかりやすいで。
このウイニングエッジをビジネスの世界に置き換えると、どのようなケースが該当するでしょうか。
僅差で勝つ。
たとえば入札価格が僅差で落札したケース。
確かに僅差ですが、ちょっとニュアンスが違いますよね。
そう考えるとビジネスでは僅差による勝敗ってなかなかわかりづらいです。
★★★
実はビジネスでは僅差よりも大差で勝つ方が大切なのです。
2位以下を大きく引き離したケースもたくさんあります。
大差で勝つためには戦略が必要です。
たまたま勝ったではダメなんです。
それも差別化戦略が必要です。
たとえば差別化するためには、他社とは違う強みや独自性を活かした所が大切です。
しかし、それだけでは差別化戦略にはなりません。
同質化が必要なんです。
同質化とは、例えるなら、セブンイレブンがコーヒーを販売しだしたら、ローソンもファミマも出すようになった。
これが同質化です。
他社と同質化をはかりながら、そこは差が発生しないようにして、強みで差別化を実現する。
これが王道だと思います。