こんにちはこしやんです。
知人にブログを書いているということを伝えたら、これ文書を書くのにとても勉強になるよと頂いたのが『20歳の自分に受けさせたい文章講義』。
文書を書くにあたっての心構えからテクニックまでとても参考になったので紹介させていただきます。
内容
僕も、このブロクをはじめ、コンサルティングの現場でも文章を書きますが、ついつい、“この文章って何が言いたいんだっけ?”と迷走してしまうことがよくある。
本書を読んで、あらためてすべての文章には「主張」が必要で、「結局なにがいいたいんだ?」という問いに一言で答えられないといけないということを認識することができた。
そもそも文章を書く理由は、読者を動かすことであると。
「動かす」というのは、行動でもあるし、思考でもあります。
ただ、もちろん主張はあっても、中身が空っぽではダメですよね。
出張する理由、それを裏付ける事実(根拠)が必要です。
その事実も3つあった方がいい。
そして、この3つが連動していると、より主張が明確になり、文章全体が読みやすくなる。
また、だれが読者なのかということを意識することで、言葉の使い方や強度に変化を加えることができるようになります。
では、読者をどのようにして意識するのかというと、次の2つの手法が紹介されています。
- 10年前の自分に向けて
これは本書のタイトルにも通じるところですが、いま自分が文書で主張しようとする内容で問題や悩みを解消できる人は誰かというと、それは過去の自分。
- 特定の「あの人」
マーケティングの考え方から、出版社の編集者も含めて、どうしてもマスを求めて多数派の罠に嵌ってしまいます。これを著者は「多数派の罠」と表現しています。
多数派を意識すると具体的な顔が見えなくなります。
すると、主張も曖昧になり、曖昧になるということは自分の主張に対する理解は読者の読解力に任せてしまうようになります。
つまり、読者に甘え、本来書くべき説明を怠るから、読みづらい文章になってしまいます(このブログそのものも読みづらいのではないかと心配になってきました)。
だから、読者を明確にすることが必要である。
まとめ
まとめると、伝えるべきことは「自分の意見」です。
「自分の意見」とは主観であり、主観を伝えるための具体的なテクニックが、著者の実務経験に基づいてた数多く紹介されています。
リファレンス的に何度も読み返して実践に使える良書です。