SIMカードとは
スマホやタブレット等の端末で音声通話するにも、インターネットに接続するにも必要になるICチップです。
チップの中には契約者の情報(電話番号やユーザーIDなど)が記録されています。
サイズは、下図の左からフルサイズSIM、miniSIM、microSIM、nanoSIMの4種類ありますが、今は一番小型サイズのnanoSIMが主流になります。
SIMフリーとSIMロックの違いは?
ドコモ、au、ソフトバンクのキャリアのSIMしか使えない状態をSIMロックと言います。
このロックを外して、どこのSIMカードを挿しても使えることをSIMフリーと言われています。
SIMロックがかかっているスマホもロックを解除することでSIMフリーとなります。
各キャリアで販売されている端末には、基本的にSIMロックがかかっている状態なので、ショップに行って3,000円程度の手数料を支払ってロック解除手続きが必要です。
手数料がもったいない場合は、各社のWebで行うこともできます。
なぜロックを解除してSIMフリーにする必要があるの?
毎月の通信費って結構バカになりません。
SIMフリーにすることで、格安SIMへ乗り換えて、通信費を削減することができます。
格安SIMの料金プランには大きく分けて3種類あります。
データ通信 |
音声通話 |
無制限 |
データ通信に特化しており、音声通話はできません |
キャリアのSIMと同様に音声通話ができる |
定額で無制限にデータ通信できます |
最近は電話するこも少なくなってきましたし、相手に電話番号を聞くこともなくなりました。
昔はナンパの鉄板手口は「電話番号教えて?」でしたが、いまはそんことしなくてもSNSでつながれば十分にアプローチ機会ができますしね。
なのでもし通話する必要があってもデータ通信SIMでLINEやFacebookのMessengerなどのアプリを使って通話することができます。
どんな会社が格安SIMを提供しているの?
格安SIMはもはや安いだけでは生き残れなくなってきています。
各社は、キャリアとはひと味違う魅力なサービスを打ち出そうとしています。
2019年10月からは「改正電気通信事業法」によって、長期契約に対する割引や2年間の契約縛りが廃止になったのも利用者にとってはメリットになります。
また、政府もわが国の通信料金の高さを問題視しはじめ、総務省が格安SIMの通話料の見直しを発表したことによって、格安SIMに乗り換えるユーザーが増えると思います。
BIGLOBEモバイル
動画や音楽からSNSまでカバーしているエンタメフリー・オプションが魅力
OCNモバイルONE
追加料金なしのMUSICカウントフリーが魅力
Y!mobile
ソフトバンクのサブキャリアだけあって4K動画も問題ない速度が魅力
格安SIMに変更する場合に注意点は?
「格安」というだけあって、キャリアのSIMと比べると劣る点もあるので加入する前に自分の使い方とSIMのサービス内容を十分に吟味しましょう。
利用周波数帯にご注意
端末とSIMが使う周波数が違ったら使えない場合もあります。
キャリアによって使っている周波数が違います。
iPhoneの場合は6s以降は、あらゆる周波数に対応しているので、どこの格安SIMでも使えます。
周波数に関する各社公式サイトです。
au(SIMロック解除が可能なau携帯電話などの実装周波数帯一覧)
ソフトバンク(ソフトバンクの携帯電話を他社で利用する/SIMロック解除)
カバーエリアにご注意
格安SIMはドコモ、au、ソフトバンクいずれかの回線をレンタルしているため、通信をカバーしているエリアはその格安SIMが借り受けているキャリアと同じとなります。
ただし、格安SIM事業者の周波数によっては電波をキャッチしにくい場合もあります。
「無制限」にご注意
無制限を売りにしているSIMもありますが、通信速度が低速のものがあります。また、一定期間内に一定容量を使い切ってしますと、通信速度が落ちるものもあります。
さらに、データチャージ料金が割高になる場合もあるので、事前に調べておきましょう。
解約のしやすさにご注意
格安SIMは玉石混交の様相を呈している感のあります。
新しいサービスが出てくれば、適宜乗り換えるユーザーも多くなります。
解約に手間取らないためにも、事前に解約手続きを確認しておきましょう。