20190112_tensyoku

ライフスタイル

ビジネスフェーズを変える時の大切な4つの視点

スポンサーリンク

ビジネスの進路を相談していただくことが結構あります。
独立したいとか、転職したいとか。
その理由や目的を聞いてみると、大きく2つに分けられます。

ひとつは今の環境に不満があるから別の環境に変えたいという場合です。
もうひとつは次のフェーズに魅力を感じるかえら変えたいという場合で、今回は後者の場合に選択ミスをしないための4つの視点をご紹介します。

・やりたい事かどうかで判断する
これは大切な事ではあるのですが、それほど大切ではありません(どっちやねん)。
「やりたい事」や「好きな事」というのは、その時の自分を取り巻く環境にかなり影響を受けています。
たとえば、海外旅行に行けば、語学を活かした仕事をしたくなる。
資格を持って稼いでいる人のセミナーなどに行けば、同じ資格を取得して自分も稼ぎたいと思います。
これはいたって自然なことです。人は環境に適合する能力を有しているから。
しかし、環境というのは常に変化します。
環境が変われば、そこから受ける影響も変わるので、趣味を選ぶ時は好き嫌いでいいのですが、ビジネスで「やりたい事」や「好きな事」だけで新しい道を選択することは最適とはいえません。

20190112_tensyoku2

・できる事かどうかで判断する
やりたくてもできない事があります。
未経験者が来週のゴルフの社内コンペでイーブンパーでまわることはできない。
若い方の場合は、いまできなくても大丈夫です。時間があるので仕事を通じてスキルを身につけていけばいい。あるいは個人の自助努力でスキルアップをはかっていけばいいんです。
でも、中高年の場合はそうはいきません。
時間がありませんから。
まずは、自分のキャリアを振り返って、スキルを棚卸ししましょう。
社会経験が数十年ある方は、ほぼ間違いなくなんらかの強みをもっています。
それに競争力を感じなかったら、その既存スキルを強化しましょう。それぐらいなら十分に間に合います。

・社会に役立つ事かどうかで判断する。
社会の役に立たない仕事は淘汰されると思います。
しかし、ここでの位置づけは「あなたにとって」という意味です。
右から左に物を動かすだけの仕事に価値を見いだせない方もいれば、「いや、それにお金を払う人がいるなら、それは社会にとって価値があることだ」という方もいます。
人によって捉え方は違います。
儲かれば何やってもいいと思う方はほとんどいないでしょう(ゼロとは思いませんが)。
これを無視すると、あとでボディーブローのように効いてきます。
仕事や職場環境に慣れてくると、少しずつ冷静にまわりを見れるようになり、「私はいったい何をやっているのだろう」とわだかまりがでてきてしまいます。

・売れる事かどうかで判断する。
やろうと思っているそれが売れるかどうかという視点。これが一番抜けている。
お金を払ってもらえるかどうかです。
マーケット化が進むビジネスの世界では、供給者からの押し付けの発想では受け入れてもらえません。
マーケットが必要としているかどうかという視点で考えていく必要があります。
これは企業ビジネスでも個人ビジネスでもまったく同じです。

そして、4つすべてを満たす領域が「やりがいがある仕事」ということになると思います。
この4つの視点をもって考えるといいと思います。

  • この記事を書いた人
アバター画像

Koshiyan

コンサルタント(ITと人材育成が専門)、投資家▶【経歴】以前は転職をサポートする仕事をしていました。その後ITの仕事をするようになり、今はコンサルタントをやっています。▶【趣味】旅、食べ歩き、全国の名居酒屋巡り、映画鑑賞、読書▶個人の働き方の多様性に関心があり、これからは複数の収入源をもつ時代だと思っています。独立を目指す方に有益な情報を発信していきます。

-ライフスタイル

Copyright© Koshiyan Blog , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.