この本を一言で言うなら「マーケティングのアイデアを考える時のヒント集」という感じだろうか。
そのアイデアというのは、お客さんが買うという行動を起こす時の「心理的トリガー」のことである。
最後の一押し。
タイトルにある30の法則を全部やろうと思うと現実的ではないし、おそらく著者もそんなことは求めていないだろう。
マーケティング系の本を読むと「やること多いやん!」と思うことがままあるが、やはりマーケティングは幅広い。
この本も心理面にフォーカスしているとは言え、非常に幅が広い。
この本の読み方(使い方)
頭の1章から読んでいってもいいのだか、それでは効率が悪い。
僕のおすすめの読み方(使い方)は、最初に各章に書かれている心理的トリガーの30法則分にざっと目を通す。
そうすると、まったく気にならない章もあれば、気持的にひっかかる章もあると思います。「ここはできてないなぁ」という感じ。
そして、ひっかかった心理的トリガーの横にアクションステップが書いてある。
これは心理的トリガーの法則を実現するための具体的な施策が紹介されている。
これを読んで、自分の仕事にあてはめて、行動計画を落とし込む。
それを276ページにあるワークシートの「30の心理的トリガーをあなたの仕事に活かそう」に書き込んでいくと、30法則のなかから自分にとって優先度の高いものから取り組むことができるようになります。
まとめ
この本は、表紙の帯のメンタリストDaiGoさんの写真が目立っていて、目に止まったのがきっかけであった。
内容はお客さんの心理面を中心に、かなり踏み込んだ内容になっており、メンタリストDaiGoさんが押す意味がわかります。
マーケティングで無闇に手を打つより、事前にお客さんの心理を理解 したうえで、WEBマーケティングやSNSマーケティングなどの仕組みをつくる方がはるかに効果的だと思う。
そのお客さんの心理面を理解するのに最適な本である。
一度手に取ってみてはどうたろうか。