英語を母国語とする国はアメリカやイギリス、オーストラリアなどそれほど多くありません。
一説には世界人口の3割と言われています。
それ以外はイギリスの植民地だったインドやシンガポールなど第二言語として英語が話せる国と日本のように英語の教育を受けている国があり、圧倒的にこちらの人口の方が多いわけです。
つまりペラペラと流暢な英語をしゃべる人ってグローバルで考えたら少数派で、たどたどしい英語で会話する場面ことの方が可能性として高くなります。
そう考えると、流暢に話せるよりも、まずは語彙力を増やしてとにかく話してみることが大切なんだと思います。
とはいえ、とにかく話そうと思っても、「これって英語でどう表現すればいいのか」かがわからないとなかなか一歩踏み出せません。
そこで役立つのが自動翻訳機です。
自動翻訳機の比較
調べてみると自動翻訳機はものすごく数多く販売されていました。
今回は独断と偏見で次の4つの製品を比較検討しました。
製品名 | ポケトークS | ワールドスピーク | アローズハロー | マユミ3 |
対応言語数 | 74言語 | 155言語 | 28言語 | 85言語 |
カメラ翻訳 | ◯ (55言語) | ✕ | ◯ (21言語) | ◯ (13言語) |
オフライン翻訳 | ✕ | ◯ (17言語) | ◯ (3言語) | ◯ (8言語) |
SIM通信 | ◯ | ◯ | ✕ | ◯ |
ルーター | ✕ | ◯ | ✕ | ◯ |
ポケトークSに決めた要因
正直、重さやサイズはそれほど差がありません。
価格帯もだいたい21,000円〜30,000円の間で、こちらもそれほど大きな差はありません。
また、ほとんどの自動翻訳機はGoogle翻訳をベースに開発されているので、実際の翻訳の精度もそれほど大きく差がないと思います。
したがって本体や価格、翻訳精度は重視せず、以下の機能面で決めました。
- シェアが断トツのトップ
- SIMとWiFiの両方が使える(海外旅行の時は現地のSIMカードを挿せば使える)
- 翻訳スピードが早い
- 会話レッスン機能
- カメラ翻訳機能
- 対応言語は少なくていい(僕の場合、英語、韓国語、中国語あればOK)
ポケトークは本体が約27,000円で、グローバル通信2年付きモデルは約32,000円
グローバル通信は133の国と地域で使い放題。
ただ、オフライン機能がないのでSIMもWiFiもつながらないところでは使えません(オフライン機能がないところが、ポケトークSにするかどうかを最後まで迷った点です)。
本体をルーターとして使えないというのも弱点だと思います。
一方、ポケトークS以外のワールドスピーク、アローズハロー、マユミ3にはオフライン機能が備わっています。
あと、ワールドスピークとマユミ3は本体がルーター機能を持っていることも有効ではあるものの、どれも決定打にはなりませんでした。
まとめ
英語学習の問題点はアンマッチだと思っています。
市販の本やCDは、広く消費者に受け入れられるうように作ってあるので、自分が求めているシチュエーションで学習するには物足りないところがあります。
シチュエーションは、観光、買物、食事、ビジネスなど様々ありますが、自分がこういう場面ではどう言えばいいのかわからないという時に自動翻訳機はとても有効だと考えます。
そのなかでも「ポケトークS」の「会話レッスン機能」はこのようなニーズを満たしてくれるのではないかと期待しています。
ある程度使ってみたらこのブログでレビューを書いてみたいと思います。