政治家さんの失言が後を絶ちません。
その発言内容は、開いた口が塞がらんぐらいの低レベルでビックリしますが、一番ビックリしてるのは発言したご本人かもしれません。
「録音するなら言ってよー。ましてやそれを公開するなんて聞いてないがなー」と。
朝のニュースやワイドショーで録音された声を聞いた時に、その声のトーンから後ろめたさ感は一切感じないんですよね。
どころか、むしろ自信満々にお話になっているような口調です。
ときには会場の笑いを誘って、ご満悦な時もあったりして。
たとえ講演といえども、閉ざされた世界です。内輪で熱弁を奮っているときは、まったく問題になるとは思っていなかったのではないかと。
その内容が録音されて、SNSで拡散して、ニュースに取り上げられ、社会的に問題になり、断罪されるとは夢にも思っていない様子。
脇が甘いと言えば甘いのですけど。
でも、サラリーマンだって、赤提灯での会話を録音されて、それを公開されたら、世の会社の偉い役職の方もひとたまりもないと思います。
失言の炎上って、意図的ではなく、無意識に発言したことがファイヤーするんですよね。
このSNS時代に、内輪の会話だと思って、テキトーな事をくっちゃべっていると、いつなんどき録音された内容がSNSを通じて公開されるかもしれません。
連日のようにニュースを賑わせていますが、これって、政治家としての資質の問題はあるにせよ、それだけが原因でもないようです。
失言した政治家をあざ笑うのもいいけど、明日は我が身と思って発言には注意しようと自分に言い聞かせています。