自動車を盗難する新たな手口のリレーアタックをご存知でしょうか。
キーを鍵穴に差し込まなくてもドアを開けることでき、エンジンを始動することもできるスマートキー。
このスマートキーは車から発信される微弱な電波を受け、スマートキーの電波が一致すればエンジン始動できます。
自動車を自宅前の駐車場に置いているオーナーの場合、自宅にいる時は当然スマートキーも自宅のどこかに置いていますよね。
そこに電波の増幅器を持ち込み、スマートキーの電波を増幅させて車のドアを開けて、エンジンをかけて盗むという手口です。
あんがいアナログ的な攻撃ですが、ものの数秒で車が盗まれます。
特にレクサスなどの高級車が狙われているそうです。
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それにしても、ホントに脅威というのは次から次へと新しいものが出現してきますよね。
いったいどういう人が、こういう手法を生みだしているのか。
まぁいずれにしても善人でないことはわかります。
何か金目のものがないか。お金に替えられるものはないか。常に考えて、新しい手法を編み出すんでしょうね。
その頭脳をもっと世の中に役立つことに使ったらどうかと思います。
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守るより攻める方が優位なんです。
守る方は、どこから攻撃されるかわからないので、全方位に向けて守らないといけない。
そうなると、限られたリソースを分散されてしまいます。
一方で攻撃する側はターゲットの弱点を探す。そして弱点が見つかれば、そこを集中して攻撃すればいい。
どう考えても守る方が不利になります。
では守る側はどう対策すればいいのか。
一番効果があるのは、「攻撃の対象にならない」ことです。
リレーアタックを例にとれば、自動車をシャッターのある駐車場に入れて外から見れなくするとか。
シャッターが無理なら自動車にカバーをかけるとか。
もうひとつの対策は、攻撃を遅延させること。
これも一定の効果があります。
たとえば自動車の前に柵を設けるとか。
ハンドルの物理ロックを施すとかによって、攻撃を躊躇させることができます。
対策はコストもかかるし、いたちごっこです。
まずはステルス対策が一番効果があるので参考にしてください。